gallery diary

factory zoomer/gallery diary


44th krank展のお知らせ

街にイルミネーションが灯り始め、いよいよ今年も残すところあと僅かとなりました。

今年最後の展覧会は、福岡の krank です。

前回、瞬く間に/galleryの店内を別世界に変身させてくれたkrankさん。

今回はどのような空間を作り上げて下さるのでしょうか。

皆さまのお越しをお待ち申し上げております。

 

 

44th exhibition
krank

 

2019.12.13 fri.-2020.01.05 sun.
11:00→18:00


music :
fairground attraction / the first of a million kisses
sherbet / セキララ
細野晴臣 / 銀河鉄道の夜

 

photo by sasaki takanori

 

 

愛が溢れる

もう、何度、古い家具の買い付けにヨーロッパに足を運んだか覚えていない。それはもはや彼の日常であり、別に大したことではないのであろう。行きつけの業者の倉庫や大きな蚤の市を回る間に、いつも目に止まるのは木製の壊れた動物たちだ。ツノが折れてしまった鹿や、足が無い犬たちなどと、毎回必ず目が合う。そして、それはちょっと悲しげで、物言いたげだ。そんなある日、彼はその折れた鹿のツノの穴に花を入れてみた。するとどうだろう、その木製の鹿がまるで息を吹き返して、笑いかけてくるようだった。
その魔法使いの名前は藤井健一郎。福岡のアンティーク家具の草分け的存在krankのオーナーである。彼のスタートはたった4坪の小さなスペースで洋服を売ることから始まった。2人しか、客はいなかったけど、その人たちが飽きないように楽しませたかったという。そのために毎日ディスプレイを変えた。お金が無かったから、自分の手を、頭をフル回転させて、人を驚かせたり、喜ばせたりしているうちに今に至るという。最近は、ヨーロッパで出会った壊れた木製の動物を古い家具と組み合わせたりして、一頭ずつに、息を吹き込んでいる。その仕事を見ながらふと、藤井さんが売っているのは、洋服や家具ではなく、幸せのカケラみたいなものかもしれないと思った。    辻和美

 

 

藤井健一郎経歴
福岡で弟の藤井輝彦と一緒にkrank(アンティーク家具店)とmarcello(衣類店)を設立、運営。東京での個展をはじめ全国各地でライブステージ演出や、ギャラリー活動、プロダクト等のデザインなども行う。年間5〜6回、フランス、ベルギーを中心にヨーロッパ各地に買い付けに出向く。http://www.krank-marcello.com



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