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織部の精神

キムホノ展も2/11(月)まで、残すところあと3日間となりました。
今回の展覧会は、キムホノさん27歳の初個展から、30年以上の作陶人生作品の中から、辻がセレクトしてきた展覧会です。キムホノという作家だからこそ実現する展覧会です。

 

 

30年以上作陶されているということは…そうです、キムさんは還暦を過ぎた作陶家。遡ること青春時代、10代の頃のキムさんはご自身を振り返って、自分は俗っぽい=普通の子だった とおっしゃっています。 え??!と耳を疑いました。。

そして、愛知県瀬戸市を拠点にしているキムさんは20代の頃に「織部」に出会います。キムさんは、織部 と出会い、魅せられて、焼き物の道に進む決心をしました。この頃から、作るということはどういうことか=自分を生きること、解放すること だと自問自答しながら現在に至っています。

 

ここで織部焼の説明を少々。。
織部焼の造形、意匠上の特色は、形の概念を徹底的に打ち破った自在な「形姿」と、描き込まれる文様やその構成が固定の概念に全く拘束されないという破天荒な「意匠性」の2要素から成り立っている。


。。。納得です。キムさんの作品には織部の精神が宿っています。

今回はキムさんの「オブジェ」作品をご紹介したいと思っているのですが、自由な発想、自在な形姿、キムさんが作陶する作品のオブジェと繋がってくるわけです。元々アートとクラフトをわけたくないと考えているキムさんの作品は、「器 」も、そう、生きもののような、「オブジェ」のような存在です。

 

 

そこにあるだけで、その存在感が際立つ「オブジェ」
キムさんが作陶する感覚としては、器 も オブジェ も同じだとお話ししてくださいました。

ただ 器 とは、機能性が伴いますので、底をつける、取手をつける、などの用途が前提にあります。その点オブジェは全てが自由ですので、用途という枠が無い分、何もないところからの難しさも伴いますが、そこから新しい何かが生まれます。

キムさんの作品の中で、壁かけ⇆お皿、器 作品があります。

 

 

これは「器×オブジェ」作品です。
どんな使い方ができるのか、使い手に投げかけられているようです。
キムさんの作陶する心はとても自由です。だからこそ、使い手も自由に使っていただきたいのです。自分が心地よいと思う見え方、使い方、またどんなモノと一緒に使うかでできる化学反応。毎日の生活の中に、ちょっとした空間の中の化学変化が起こると世界が広がり、とても楽しく豊かなものになります。

 

あと3日間もあります。この週末はぜひ、金沢のファクトリーズーマ/galleryと、/shopに足をお運びください。心よりお待ちしております<y>

 

 



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