gallery diary

factory zoomer/gallery diary


岩田圭介展のお知らせ

27th exhibition
iwata keisuke

2018.04.27fri.-05.27sun.
11:00 →18:00

 

music :
fela ransome-kuti and the africa'70 with ginger baker / live!
robert johnson / King of the Delta Blues Singers, Vol. 2
憂歌団/知ってるかい!?

 

photo by suzuki shizuka

普通はあたりまえではない

「あと何回穴窯を焼けるかはわからん、もう10回は無理だな」と、つぶやく岩田さんを見て、限りがあることを改めて、思い知らされる。いつもあたりまえのように、そこに在る湯のみ、急須、ごはん茶碗など、私の生活の底辺部分をぐっと支えてくれているモノたち。それの一つ一つに作り手がいて、悩み、考え、時にはラッキーな偶然で生まれてきている。日常使う道具において、人がそうやって、きちんと関わったモノは、あたりまえの顔をして、決してあたりまえではないのだ。普通の顔をしてくれている特別なモノであり、その代わりはあるようで決してない。 岩田さんもそのようなモノをずっと生み出してきた作家のひとりだ。私の家にも15年前出会いとなった急須や、もはや取っ手が取れてしまっても使い続けるマグカップなどお世話になっている。もともとは機能があるものより、土による彫刻に魅かれて陶芸を始めた。だからなのか、最近の岩田さんは、その辺に転がっていそうな、なんでもない石コロのようなものを楽しんで作っているようだ。自我を遠くに突き放し、全く人間がコントロール出来ない火の神に最後を託すわけだ。「もうここまで来たらこれしか残ってない」と半分冗談、半分真剣に語る。確かに、自然がもたらす美しさや偶然が引き起こす造形の面白さには敵わないことはわかる。ただ、穴窯から出てきた焼け焦げた土の塊の、一つ一つが自然石のようで、岩田さんがしっかりとそこにいる。だから私たちは好きなんだけど……いやいやまだ先は長いですよ。

辻 和美

 

● 4月27日(金)・28日(土)は、謝 小曼さんによる中国茶喫茶がオープンします。



岩田 圭介 経歴
1954年 福岡県添田町生まれ。1977年 日本大学芸術学部彫刻科卒業。
1978年 多治見工業高校窯業専攻科卒業。卒業後1983年まで瀬戸、河本 五郎氏に師事、独立。
2009年、2011年、2012年とLes journées de la Céramique Paris 出品。
2013年 Salon Céramique 14-Paris(コンテンポラリー陶芸展)。
2015年 佇まい展 MUJI (Paris, NY, Milano) 出品。
2016年 Michiko & Keisuke IWATA展 at Galerie Mercier et associés (Paris)



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