gallery diary

factory zoomer/gallery diary


dogs展のお知らせ

広坂の/galleryでは、12月15日(金)から「dogs展」が始まります。

初のグループ展となる今回は、来年の干支の戌年にちなんで、

9名の作家に犬をモチーフとした作品を作っていただきました。

年末年始の贈り物にぴったりな展覧会です。ぜひ足をお運びください。

 

 

factory zoomer / gallery
23rd exhibition
dogs


2017.12.15 fri.-2018.1.14 sun.
11:00 →18:00
12月30日(土)〜 2018年1月2日(火)までお休みを頂きます。1月3日から通常営業となります。

 

 

犬が教えてくれたこと


自分の犬と暮らし始めたのは30代半ばだった。それはペットショップで売るには、ちょっと、大きくなってしまった、自閉症のゴールデンレトリバーだった。正確には、母犬や兄弟と早く離されて、そうなってしまったのだ。いまでこそ、日本でペットショップは減ってきたと思うが、まだまだペット後進国であることは間違いない。アメリカやヨーロッパでは、ブリーダーから犬を購入するのだが、飼う側の面接があり、一人暮らしや収入により、売ってもらえない話はよく耳にする。
話は戻るが、その自閉症犬に私はアルテという名前を付けた。イタリア語でアートという意味だ。最初、アルテには、感情がなかった。遊びを知らなかった。躾もされてないので、おしっこを部屋中にしまくった。躾教室にも一緒に通ったが、一番の運動音痴で、投げたボールを口でキャッチせず、前足で受け止めようとする有様。他の犬に会うと、すぐ戦いを挑みに行ったりと、初めて飼う犬に
しては、手強すぎると、友人たちに言われ、たしかに、自分も疲れ果てていた。そんなある日、仕事から帰ると、アルテがこっそり私のベッドで丸く寝ていた。「ここで寝てはダメだよ」。と教えた場所だったのだが、あまりに飼い主の帰りが遅く痺れをきらしたのか、帰ってきた私の顔を「ごめんなさい」と言うようにペロリと舐めた。初めてだった。私にも守るものが出来たんだと思わずワ
シワシしてしまった。
アルテが亡くなったのは、1月2日。癌だった。忙しい夫が休みの間に亡くなって、お葬式まであげれるという、あいつなりの計らいだ。私ときたら、「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返すばかりだった。育てていたつもりが、人間として必要なことを数え切れないくらい学んだ。そして、最後は身をもって「死」を教えてくれた。生きていると、手放していかなくてはいけないことがたくさんある、それが愛して愛してやまぬ物や事や人や犬でも。 辻 和美


●来年の戌年に因んで、普段から交流のある作家に、思い思いの犬を作ってもらいました。

12月15日(金)は、トラネコボンボンさんのワンコインドリンクをご用意してお待ちしています。

 

 

作家と経歴

 

・石原稔久(陶芸家)
1973年福岡県直方市生まれ。1996年武蔵野美術大学彫刻科卒業。1998年茨城県笠間窯業指導所終了。
2000年福岡県宮若市にて薪窯築窯。2011年自作の文・人形の絵本冊子を制作。2014年森本千絵ウエディングディスプレイ制作。
ほぼ日刊イトイ新聞カレンダー2015デザイン。現在は展覧会を中心に活動中。

・伊能一三(漆芸家)
1970年生まれ、東京藝術大学卒業。東京藝術大学大学院修了。金沢卯辰山工芸工房にて研修。現在、金沢市在住。
漆という伝統素材を用い「かべのとも」「へいわののりもの」と題した彫刻作品を制作。
乾漆でつくられた「へいわののりもの」は、愛らしい表情でありながら、その立ち姿は凛々しく仏像のようである。

・内田鋼一(陶芸家)
1969年生まれ。愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科修了後、東南アジアや欧米、アフリカ、南米など世界各国の窯場に住み込み修行を重ねた後、1992年に三重県四日市市に窯場を構え独立。国内外で精力的に発表。2015年三重県四日市市に、明治〜昭和時代の萬古焼を集めた「BANKO archive design museum」を開館。

・加倉井秀昭(ガラス作家)
1970年東京生まれ。1996—1998年東京ガラス工芸研究所卒業。2000年〜現在、ガラス制作請け負い業ギャファーとして活動開始。
2007年〜現在、女子美術大学非常勤講師。2015年〜長野県富士見町にScratch&noise設立。

・金森美也子(ぬいぐるみ作家)
古着や服地のハギレ、靴下や手袋を素材にしたどこかユーモラスな大人向けのぬいぐるみを制作する。

・キムホノ(陶芸家)
1958年愛知県瀬戸市生まれ。27歳の時に初めての個展。2013年 factory zoomer にて展覧会。

・トラネコボンボン(料理人)
1974年生まれ。2007年よりトラネコボンボンを主宰。旅するレストランと称して店舗を持たず、イベントレストランとして穀物や野菜を中心に季節や場所、テーマに合わせ様々な国の料理を提案する。

・橋本靖代(デザイナー)
1964年東京生まれ。文化服装学院デザイン専攻ニット科卒業。糸商、アパレル会社にてデザイナーとして従事。2007年にn、2008年にn100を大井幸衣氏と立ち上げる。個人活動として「ys」手編みのニットプロダクトを2007年にスタートさせ、編み続けている。

・三谷龍二(木工作家)
1952年福井市生まれ。1981年松本市に工房PERSONA STUDIOを設立。それまで家具中心だった木工に、普段使いの器としての新たな分野を開く。同時に、積み木や薬缶など生活風景をモチーフにした親密性の高い絵画や立体作品も制作する。

(敬称略・五十音順)

 

作/三谷龍二 素材/木・漆



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