gallery diary

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壺の包容力

キムホノ展が始まって2週間が経ちました。
一人の作家さんの壺の作品だけをギャラリーいっぱいに並べる展覧会、
なかなかお目にかかれない企画です。

実はキムさんから作品が送られてくるまで、壺の色や形、点数、ほとんど何もわからない状況でした。
準備にあたるスタッフには緊張が走っていました。
でも、作品が届き、ひとつひとつ開封していくと、
「おおー!」「すごい!」「わー!」と思わず歓声があがり、
驚きや嬉しさでどんどん心が満たされました。

 

しかし、大体壺というものに対して、そんな気持ちが湧くなんてとても不思議です。
そもそも壺って、生活の中では、器などに比べれば距離のある存在ではないでしょうか?
玄関や床の間、ちょっときれいに飾っておきたい空間に置きたいもの。
日常と非日常の間にある存在のような気がします。

 

それなのに、キムさんの壺からは、歩み寄って手で包み込みたくなるような
何かが発せられています。ですが、壺なので、やはり触るのにひと呼吸おいてしまう。

 

そこに生けられる植物との距離、置かれた空間との距離、
そして、所有する人との距離を絶妙に心地よくしてくれる
そんな包容力を持った壺なんだと思います。

 

ああ、キムさんもそういう方だな。
壺っていいなあ。
と、キムさんセレクトの音楽を聴きながら、しみじみ感じ入ります。

 

ぜひぜひ、色々な距離感を想像しながら、
壺を生活の空間に迎え入れてみてください。
きっと、心地よい空間が一部分でもそこに生まれ、
毎日の元気の源になるはずですよ。

 

キムホノ展
2017/12/10(日)まで

(s)

 



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