gallery diary

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山口さんの器

朝夕の風の冷たさに秋の気配を感じる金沢です。
9月15日からスタートした、山口和宏展もあと1週間の会期となりました。


山口さんの作品で多くの方が思い浮かべるのが、やはりお皿ではないでしょうか。

特にくるみの素材の四角皿は、形も正方形や長方形とあり、サイズも多様なので暮らしの中に取り入れやすく、お使いの方も多い人気の形です。
よく見て頂くと、この四角皿やトレーなど、山口さんのくるみの作品のフチはほとんどのものが面、もしくは緩やかな角度の丸みになっています。

 

実は、くるみの木は山桜やナラなどに比べて導管という養分や水分を送る管が太い木材で、角をぶつけたりした時にフチに面しているその管の部分が欠けてしまう事があるそうで、そういった欠けの可能性を低くする為に考えられた形なのだそうです。

 

今回の展覧会で人気のある、チェリーや山桜、シュリ桜などの導管は細く、水に強く反りにくい木材なのでスッと上に向かったフチのデザインになっています。

 

factory zoomerでの展覧会の為に作って下さった“茶則”は、茶葉の香りを邪魔しないようにオイルを使わず仕上げてくださっています。

 

山口さんの作品には、至るところに細かな気遣いが感じられます。

その気遣いは、お話をうかがった中で感じた山口さんの木への愛情と関係しているものではないでしょうか。

使い手である私たちが何気なく使用していても、木へのダメージが少なく長く使い続けていく事が出来るデザイン。

それはやはり木への愛情がデザインに反映され、使い心地に繫がり、さらには山口さんの作品から伝わってくる優しくあたたかい印象へ通じているのだと感じました。

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