gallery diary

factory zoomer/gallery diary


木の厚み

先週末から/galleryでは、山口和宏さんの木工展が始まっています。

山口さんの作品はとてもシンプルです。
個性的な造形や装飾はありません。
最近では、シンプルな木の器も手軽に手に入り、使っておられる方もたくさんいらっしゃると思いますが、
山口さんの作品を手にとると、不思議な事に「使ってみたい」というより、「一緒に暮らしてゆきたい」と思わされます。
山口さんが木工を始められたきっかけは、造園デザインをされていた方が作った木のベンチとの出会いだそうです。
とにかく分厚くて、アフリカの椅子のような、無骨だけれど心惹かれる椅子。
今の代表的な器などの作品は、この時感じた木の存在感が山口さんを通して
そのまま作品になっているのではないでしょうか。
一番の特徴である、木の厚み。
落としても割れにくく、丈夫である。
ここには、山口さんの木への愛情がたくさん詰まっています。
だからこそ、ただ使うのではなく、共に暮らす。
木の育ってきた時間を感じることで、自分の時間を見直す。
そんな大切な事を、優しく、とっても控えめに訴えてくれる作品です。
「薄く削って割れてしまったら…装飾して失敗したら…飽きてしまったら…
木にごめんなさいと思ってしまいます。」
はにかみながら、そうおっしゃった山口さんの笑顔が、作品を見る度に思い浮かびます。

(s)

 



→ shop diary

スタッフを募集します。(2017/1/26)



●calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

●selected entries

●categories

●archives

●search this site.

instagram

facebookページ

twitter

スマホ版