gallery diary

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18th ヨーガンレール展のお知らせ

夏が到来し、暑い日が続く金沢です。夏休みの予定が気になる頃かと思います。

8月5日(土)から21世紀美術館では、「ヨーガン レール 文明の終わり」という展覧会が始まります。

それに合わせ、前日の4日(金)から、/galleryではヨーガンさんが自ら集めた天然石で作ったジュエリーの展覧会を企画しました。

美術館の展示と併せて、ヨーガンレールのメッセージが多くの方に伝わればと思います。

 

18th exhibition
jurgen lehl

2017.08.4fri.-08.13sun.
11:00 →18:00

music :
Benedicte Maurseth , Asne Valland Nordli / Over Tones
sylvain chauveau / nuage
Adolf Wölfli / Analysis Of The Musical Cryptograms | The Heavenly Ladder

 

photo by suzuki shizuka

ヨーガン レールが残したもの

ある日、ヨーガンが残した石が沢山あるのだけど、その展覧会をやらないか?と連絡をいただいた。確か、ヨーガンさんは三年前、ご自宅のある石垣島で事故に遭い、亡くなられたと聞いているが、その後も、海辺で拾い集めた漂流物(主に、プラスティックのゴミたち)を用いた照明器具などを美術館で展示発表し、今もなお、活動を続けているようだ。 さて、さっそく、その石群を見せていただいた。これ全部ヨーガンが集めたの?とまずは、率直な感想。インドの小さな村の河原で、灼熱の太陽の下、背中を丸め、何かに取り憑かれたように1日拾っていたという。ラタンプール(貴重な石の村)にあるナルマダ川では瑪瑙の小石がザクザクとあるらしい。ただ、その中でも彼の御眼鏡にかなう小石は少なく、日本に持ち帰られた小石たちは、特待生クラスだ。(これが今回の展覧会のメインなのだけど・・・うれしい。) 持ち帰った石を眺め、ヨーガンさんはいったい、何を考えただろうか?新しい美と出会い、ニヤニヤしていただけだろうか?いやいや、テキスタイルデザイナーでもある彼は、自然が創り出す完全な美を目の前に、作ることが嫌になってしまったかもしれない。なぜ、また新しいモノを生み出さなくてはいけないかと葛藤したかもしれない。ご自身の著書の中で、「かないっこない」と、言い放たれているのがとても印象的だ。人間の愚かさ、弱さ、それでも足掻く業の深さ、そんなことをブツブツと呟きながら、石垣の浜辺で今度は、プラスティックを拾い始めたのかもしれない。小さな石の圧倒的な美を知っているヨーガンさんだから、人間によって汚染されていく自然を守りたいと思ったのだろう。ふと考える。ヨーガンの残したモノは石とプラスティックなどではない、その志とそれを伝え広める人たちではないかなって。

辻 和美


ヨーガン レール 経歴
1944年 ポーランド生まれ、ドイツ人。1960年代、パリ、ニューヨークでテキスタイルデザイナーとして活躍後、1971年来日、ファッションブランド「ヨーガンレール」を立ち上げる。 1999年 石垣島に移住。自然素材を活かした手仕事にこだわったブランド、「ババグーリ」を立ち上げる。2014年 不慮の事故により永眠。

 

 

 

 



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