gallery diary

factory zoomer/gallery diary


線は言葉 線が言葉

松林誠展も早いもので、あと2日となりました。/galleryの窓から見える清々しい平面作品があと2日で見納めとは。。。

松林さんは、20歳前後、予備校に通っていた頃は油絵を描かれていたそうです。最近の制作は、版画制作と共に、油絵やアクリル絵の具での制作もされています。今日はそんな油絵の具やアクリル絵の具を使ったpaint(ペイント)の作品のご紹介をいたします。

 

今回、展覧会が始まる前にDM作品を撮影するにあたり、松林さんから1冊のスケッチブックが届きました。そのスケッチブックを興奮しながら1枚1枚めくりました。絵描きにとってスケッチブックはネタ帳。自分のありのままがそこにはあるのですから、そんなスケッチブックを目の前にしてこちらもドキドキしてしまいました。1冊のスケッチブックを全部見終わり、圧倒されたのと同時に、松林さんご本人と会話のキャッチボールができるのかな。。。と少々不安になりました。
ところが、今回、松林さんご本人とお会いして、軽快に会話のキャッチボールができ安堵するのと共に、すっ と腑に落ちたのです。



そうか。。松林さんの線は言葉そのもの。
ちょっとぎこちなくはあるけれども、言いたいことをきちんともった明快な言葉。こんな線を描く人はちゃんとした言葉を持ってないと話せないな、と すっ と腑に落ちたのです。

 

意志を持った力強い線の中に、時々勢いあまった線や、途中で言葉が詰まってしまった線があったり。。。そんな線をみつけるとたまらなく愛おしくなります。
絵は器のように使うことはできず、ただ飾るだけです。ただそこにいるだけです。
日々生活をしていると、いろんな日があります。それでもいつも同じ空間にいます。
使うことで湧く愛情。
使えないからこそ湧く愛情がそこにあります。
絵がある生活をしてみませんか。
14(日)まで、松林誠展は開催しております。

ご来店、心よりお待ちしております<y>

 

 


井山三希子展と中国喫茶のお知らせ

10月19日(金)から始まる井山三希子さんの陶器の展覧会のお知らせです。

初日は、展覧会場にて、渡邊乃月さんによる中国喫茶「月乃音 武夷山喫茶」がオープンします。ぜひ、足をお運びください。

※初日は、混雑が予想されるため、9:30から入場整理券をお配りします。

 

32nd exhibition

iyama mikiko

 

2018.10.19fri.-11.18sun.
11:00→18:00

 

music :
Michael Kiwanuka / HOME AGAIN
LOVE TAMBOURINES / Love Parade
various artists / WHERE, WHO, WHAT IS PETROLZ?

 

蓋碗二号

 

井山さんとは、女性の作家同士ということで、何かと仲良くしてもらっている。主に相談にのる方だと思うが、わたしが。(笑)共通点がいろいろありまして、まず制作年数が長い。そして、少量生産の食器制作。年間の展覧会の数。個人工房で親方としての制作。ヘタウマとよく言われるけどプロ作家である。そしてプライベートでも美味しいもの好きの、買い物好きの、運動好き、ライブ好きの動物好きで、人に気を使いすぎて疲れてしまうところまで、良く似てる。女性、男性と性で区別するのはどうかな?って思うけど、やはりプロの作家で、一生やっていくとなると女性が少ない。体力的なこともあるのか、先にこんなことやってもあわないなーと簡単に予知できてしまうのか。まあ、どちらにしろ井山さんと私は生き残ってしまったというのが正しい。まあ、どこかで、この仕事で生きていくという、覚悟のスイッチが入ったんだろうね。
二人で作る蓋碗はこれが二型め。井山さんは碗の大きさや釉薬を、私は蓋の色や形を研究し直した。茶人の渡邊さんにも、二型めはもっと厳しいぞ!とアドバイスをもらいながら、二人とも真剣に作っているのだが、出来上がった物のゆるさにどうしたものかと苦笑い。LINEでスタンプを送り、ハートマークやニッコリマークはいっぱいつけても、私たち女子のやり取りは辛辣。でもそこが良い。夜中までそんなことをしながら作った蓋碗二号の出来はいかに。

辻 和美


● 10月19日(金)  月乃音 中国喫茶店オープン

 

井山 三希子 経歴
1965年東京生まれ。1990年瀬戸窯業訓練校修了。1992年愛媛県にて独立。2006年東京都八王子に制作の場所を移し現在に至る。石膏型にスライスした粘土を貼り制作する技法を一貫して続ける。現代の生活に自然と溶け込むフォルムや色、また、器の使いやすさには定評があり、多くの方々に愛される器を制作している。

 

photo by suzuki shizuka

 


やわらかな銅版画

今回の松林誠さんの展覧会では、銅版画作品を6点展示しております。
版画には様々な技法があり、松林さんの作品は、銅板の引っ掻いた所だけを腐食させ、そこに入ったインクを刷取るというエッチングという技法で制作されています。

引っ掻いた部分が直接線になるので、版画でも細かな線が表現しやすく、多くのエッチング作品は、繊細で細かな表現のクールな印象の作品が多いように思います。
しかし、松林さんのエッチング作品はというと、それとは真逆の、まるでクレヨンで描いたかのような線に、大胆な構図と、あっけらかんとした明るさがあります。

松林さんの豊かなイマジネーションや遊び心で、心のままに直接描いたドローイングに、
銅版画の腐食という化学変化を加える事で、線がより自由になっているのではないかと思います。
また、線を引っ掻く道具や使う溶剤、刷る紙の素材など、版画ひとすじで培ってこられた
経験が、やわらかさをより一層深いものにしているではないでしょうか。

部屋に飾りたくなる絵というのは、なかなか出会えるものではありません。
飾った時に、家族のような、大好きな客人のような、

そんな風に思える松林さんの作品をぜひご覧いただきたいです。

版画作品は、会期終了後に追加で制作していただくことができますので

赤シールのついた作品もお買い上げいただけます。

また、今回、レコードをジャケ買いする気分で…と、松林さんのアイデアで、

版画になる前のドローイング作品を展示販売しております。

レコードみたいにビニールに入っておりますが、裏面にも絵があるものもありますので

ぜひ一枚一枚、楽しんでゆっくりご覧いただければと思います。
ご自宅にあわせて、そのまま壁に貼ったり、額装、掛け軸に、また、

大きめのアクリルフォトスタンドに挟んで気軽に飾っていただいてもよいかもしれません。

絵と出会う楽しみ、飾る楽しみ、この秋にいかがでしょうか。

(s)


絵を飾る理由

爽やかな秋晴れの広がる金沢です。

版画家の松林誠さんの展覧会がスタートして1週間が過ぎました。

factory zoomer /gallery が始まって以来、初めての平面作品のみの展覧会です。


白い壁に良く映える、松林さんの作品たち。
頭に浮かんだ文字や言葉、形を版画やペイントで表現されている松林さん。
そのモチーフはお花や林檎など、身近にあり人を笑顔にしてくれるものが多いように感じます。

 


今回、「この絵を見ていると元気になれる」という理由で、作品をお選び下さった方がいらっしゃいました。
絵を日常生活に取り入れる理由、季節を感じる、思い出と一緒に過ごす、その場所にその色が欲しかった。など、その方によって様々ですが、気に入った作品を飾り、日々、その作品に元気をもらって「頑張ろう!」と思える。
絵を飾る理由として、それは、とても素敵な事だと思います。

 

ぜひ、間近でご覧頂き、松林さんの作品の持つ力強い生命力を感じて下さい。
ご来店、お待ち申し上げております。

(n)

 

 


松林誠展 本日から

風に秋の気配を感じる金沢です。

本日より、広坂の/galleryでは、版画家の松林誠さんの展覧会がスタートします。

 

ズーマギャラリー始まって以来初めての、平面の作品のみの展覧会。

まるで生き物のような線で描かれた作品の数々を、間近でご覧頂けます。

 

ミナペルホネン金沢店では同時開催で「赤木と松林と。」展を開催しています。

ぜひ、どちらもご覧頂き、松林誠さんの世界観を体感して下さい。

 

初日の今日は松林さんも在廊して下さっています。

ぜひ、お越しください。

(n)

 


10月のお休みのお知らせ

ギャラリーとショップ、10月のお休みのお知らせです。

 

/gallery   (21世紀美術館横)

 

10月1日(月) 定休日

   9日(火) 10月8日(月)祝日営業のため振替休日

  15日(月) 展示切り替え

  16日(火) 展示切り替え

  17日(水) 展示切り替え

  18日(木) 展示切り替え

  22日(月) 定休日

  29日(月) 定休日

 

 

・松林誠 展 9/21(金)〜10/14(月)

・井山三希子 展 10/19(金)〜11/18(日)

 

 

/shop   (犀川沿い)

10月3日(水) 定休日 

  10日(水) 定休日

  17日(水) 定休日

  24日(水) 定休日

  31日(水) 定休日

 


31st exhibition 松林誠展のお知らせ

9月21日(金)から、版画家の松林誠さんの展覧会がはじまります。

版画や素描の作品がギャラリーを彩ります。ぜひ足をお運びください。

 

 

factory zoomer / gallery
31st exhibition

matsubayashi
makoto

 

2018.09.21 fri.- 10.14 sun.
11:00 →18:00

 

music :
Holger Czukay / Cinema

 

 

絵のある生活

 

たまに訪れる実家の玄関や居間の絵が掛け替わっていると、「あー、まだ大丈夫だ」と、気持ちがポンと明るくなる。昔から、家の絵を替えるのは父の仕事のようだ。特にルールがあるわけではなさそうだが、春には菜の花、夏にはカンナ、秋には秋桜、正月には日の出や干支など、絵を飾るという小さな行為が、愛おしくも有難く、私自身がモノを考える時の一つの指標に、なっている気がする。
さっ、その絵についてだが、そもそも、絵を描くということは、私たち人間の本能的な欲求だったのではないかと思う。幼い子が字を習う前に、誰が教えなくても描き始める。それは誰かに何かを伝えたかったり、人を喜ばせたかったりとの純粋なコミュニケーションのスタートラインのような気がする。今回紹介する松林さんも本能的に絵を描くタイプだ。アトリエには書き殴られたGEKKOSOのスケッチブックが何十冊もある。決して、口が上手ではない彼が、絵でもって話しをしてくれているような気持ちになった。多くの人は、成長するにつれ、頭に知識が詰め込まれ、絵を描く必要がなくなる。それと同時に感情表現のスイッチの感度も鈍くなっていく気がする。まさに、うちの父は理系で、エンジニアで、すごく無口で、人に「ありがとう」も「ごめんね」も云えない人だ。ただ、家の絵が秋桜に替わっているのを見ると、「今年も半分終わったね」みたいな声が聞こえるのだ。

辻 和美


同時開催:9月21日(金)〜10月14日(日)ミナペルホネン金沢店にて「赤木と松林と。」展

 

 

松林誠 経歴
1962年 高知県高知市生まれ
1986年 創形美術学校研究科版画課程修了
2000年 パリ国際芸術会館に一年間滞在し活動
2003年 セブンデイズホテルプラスのアートワーク


中本さんのピッチャー

いつもどうやって使うか迷うけれども、どうしても心惹かれてしまう形があります。
先日ご紹介したフタモノと、今回ご紹介するピッチャーや、片口など注ぐものです。


/galleryで色々な作品をご紹介させて頂いていると、フタモノやピッチャー好きは結構多くいらっしゃるのではないかと感じます。
磁器、陶器、ガラス、木工など、素材がどのようなものでも、この2つの形は人気者です。

 

どちらの形にも共通するのは、【+αの動作】が伴うものだという事ではないでしょうか。
フタモノはふたを開けないと中のものの出し入れが出来ません。
ピッチャーも、ピッチャーが直接的な食器になるという事はほぼなく、そこからお水やお茶を注いで使います。
忙しい方から見ると、効率的ではなく煩わしいことのように思えるかもしれないこの動作が、ゆとりのある時間を感じさせてくれ、その非日常的な時間の使い方に、心地よさを感じる事が出来る。みなさん、こういった豊かさが味わえる部分に惹かれるのだと思います。

 

中本さんは「水が綺麗な国に住んでいるから、食卓には水をいれる綺麗な片口があった方が良い」と思われて、この手付きの片口を作られたそうです。
いつもと同じなのに、中本さんのピッチャーから注いで飲む水は特別感があり、直接コップに注がれた水よりなぜか美味しく感じます。

それは、作品の使われている食卓の風景を思い浮かべながら制作される中本さんの気持ちが、作品を介して、しっかり使い手に伝わっているということなのでしょう。

 

忙しい日々の中、時々は食卓に水差しを用意して、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。きっと中本さんの作品のように、豊かな、おおらかな気持ちになれると思います。

 

9月15日 16日は、前回ご紹介した中本さんのアフガン鉢を使って、スープを召し上がって頂けます。

ダイニングキッチンのような/galleryで、中本さんの作品を使う時のゆったりと優しい気持ちを味わって下さい。

 

中本純也展は9月17日(月・祝)までの開催です。

ぜひ、ご来店下さい。お待ちしております。

(n)

 

 


中本さんのアフガン鉢

アフガン鉢とは、アフガニスタンの家庭で使われてきた、煮込み料理をいれたりする食器。

厚みがあって大きく、絵付けも自由で、何ともおおらか。

そんな雰囲気に惹かれた中本さんが作るアフガン鉢をご紹介しようと思います。

 

この器、実は料理家の方に大変人気があります。
シンプルな器はたくさんありますが、ガンガン料理を作って盛る、食べる。

それに余裕で応えてくれる。使ってこそ、底力を実感できる器。
そういう器は、実はなかなかないのかもしれません。
アフガンな空気感を含みながらも、白磁の繊細な色調と、薪窯の織りなす自然の美しさ。
そこに、中本さんの頑固なこだわりと、技量の高さが加わっていることが、ひと味違う、底力の理由なのでしょう。

そして、ここの部分は、表に出ないようにしているところがまた...中本さん、にくいですね。
とにかく、使ってみて下さい。
どんな料理も美味しそうにみせてくれるのは、間違いなさそうですよ。

 

中本純也展は9/17(月祝)まで開催中です。

ぜひ足をお運びください。お待ち致しております。

(s)

 

 


中本さんのフタモノ

中本展が始まり2週間が経ちました。

皆様それぞれのお気に入りをお選びくださっています。

 

今回は、フタモノをご紹介します。

 

フタモノ

大小さまざまなサイズ。李朝の形を基にしています。李朝の器というと、端正で緊張感のあるイメージですが、中本さんはあえて、一つ一つ形に違いを持たせてあたたかみのある印象に仕上げているそうです。フタモノは食品や調味料を保存するのにぴったりです。中本さんの器はあまり色移りもしないので、日常使いに適しています。小さなサイズは食器としてもご使用いただけると思います。

 

糸頭

今展の為に初めて作って下さった作品です。轆轤成型の終わった素地を轆轤から切り離すために用いる切り糸の跡が綺麗だったため、あえてわかりやすく残して蓋にしています。そのため、糸頭と名付けたそうです。シンプルですが個性があります。糸の跡が年輪のようです。土の動きも感じられます。蓋が内側まで入っていて、適度に密閉してくれるので、湿気が入りにくく、お塩やお砂糖を入れても良いかと思います。その他、ナッツなども合いそうです。

 

とても穏やかな中本さんのお人柄があらわれているような気がします。

一つ一つお色味や質感など異なりますので、ぜひお手にとって見比べてみて下さい。

いつもの調味料入れを変えるだけで、毎日の家事が楽しくなるきっかけになってくれるかもしれません。

 

9/1(土)、9/2(日)は、中本さんのカップを使ってコーヒーをお召し上がり頂けます。実際に中本さんの器をお使いいただける良い機会です。皆様のご来店を心よりお待ちしております<F>


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→ shop diary

スタッフを募集します。(2018/7/10)



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