gallery diary

factory zoomer/gallery diary


井山三希子展 aimaシリーズ

井山三希子展も、今週末までとなりました。

定番の作品に加え、会期始めにはご覧いただけなかった、シリーズ「aima」。

このシリーズは、井山三希子さんと、器と生活ものの店KOHOROさんが一緒に考えて作られました。

三重県四日市市にある萬古焼の窯元にて、ひとつひとつ手作りで作られています。信頼できる窯元に井山さんがデザインした器を制作してもらえれば、少しでも多くの方にお届けできるのではないか。そんな思いからスタートしたそうです。

プロダクトでありながら、手作りの味わい深さも感じられる、新しい試み。プロダクトと手作りの間。どちらの良さも合わせもった器です。

 

定番でも大変人気のオーバルプレート。程よい余白が料理を美しく見せてくれます。サイズは2展開。小さい方は、ケーキや副菜。大きい方は、主菜、副菜などちょっとずつ乗せられて、カフェプレートのようにもなります。2展開というと少ない感じがするかと思いますが、定番の大きなサイズをもう少し小さく、小さなサイズはもう少し大きくしたら、その間のサイズがあれば、少ない枚数でも用途が広がると、非常によく考えられた大きさなのです。その間のサイズ。合間という言葉は、「aima」の名前の由来です。

 

耐熱ベイクパン。美しい器であり、調理器具でもあります。直下、オーブンでも使用していただけます。ホワイトは使用するごとにお色味も変わってきて、器を育てる楽しみも感じていただけます。これからの季節は、湯豆腐やプリン、クランブル、一人用の鍋、大人数ならグラタン...などなど無限に妄想できてしまいます。温かい料理だけではなく、素麺など冷たいお料理にも。季節問わず使っていただけます。店頭ではベイクパンを使用したレシピのご案内もしております。お気軽にスタッフまでお尋ね下さい。

 

オーバルプレートやベイクパン以外にも魅力的な器がございます。定番作品との違いを見比べてみるのも、楽しいかもしれません。ぜひ、お手に取ってご覧下さい。(F)


33rd 佃 眞吾 展のお知らせ

33rd exhibition

tsukuda shingo

 

2018.11.23fri.-2019.01.06sun.
11:00→18:00

12月30日(日)〜 2019年1月2日(水)までお休みを頂きます。1月3日(木)から通常営業となります。

music :
paul mccartney & wings / venus and mars
the ska flames / real step
procol harum / grand hotel

 

 

Mokkiと木器

 

京都駅に迎えに来てくれた佃さんは、相変わらず、ボロボロのキャラバンで、独特の匂いのガラムタバコをふかしていた。「売れっ子なんだから、この車そろそろ変えたら?」という私の第一声に、「そういう問題じゃない、愛着なんだよ」と笑い合う。今日は半日二人で京都の祇園をブラブラ。久しぶりに会っても昨日の続きみたいに始められる友だ。ランチは白味噌汁の店。三軒ばかし、レトロな喫茶店をはしごして、ウインナーコーヒーを飲んだり、和久傳のお菓子をオーダーしたりと、最近終わったばかりの奈良、興福寺の献茶の立礼台の話を聞きたかったのに、「まあ、それはいいわさ」と、とんでもなく名誉のある仕事をしたのにもかかわらず、自慢するわけでもなく、俺にとってはあれもこれも同じと、普段から作っている木の器もとても大事に思っているのは確かだ。佃さんの仕事も大体2種類に分けられる気がしてる。今回の展覧会はそれを意識して2部構成にしてみた。名前をつけたいと、尋ねると、しばらくして「Mokkiと木器は?」と返ってきた。あー、なんかわかる気がする、ストンと落ちた。最後に聞いてみた、「物作りのゴールは?」って。「喜んでもらえたら嬉しいだけ、所詮職人や!」。と笑うその言葉があまりに正直過ぎて、あー、こりゃ、新車は無理だなと頭をよぎった。 辻 和美


●佃さんの器で楽しむ京都の美味しいもの
一期:Mokki / 11月23日(金)、24日(土) 、25日(日) 京都の直珈琲、浅焼きエチオピアとチョコ
二期:木器 / 12月22日(土)、23日(日) 、24日(月) 日本のお茶、玉露と京都のお菓子

 

 

佃 眞吾 経歴
1967年滋賀県長浜市生まれ。1990年京都にて家具職人として働く。1992年職人の傍ら「黒田乾吉木工塾」に通い木漆一貫仕事を学ぶ。1995年京都井口木工所にて家具・指物職人として働く。2004年京都市梅ヶ畑にて独立。2018年現在、同地にて制作。国画会工芸部会員。

 


体力のある器

井山さんといえば、定番のオーバルプレートや猿山プレートを長年作り続けていらっしゃいます。

どちらもロングセラー。精力的に開催されている各地の展覧会では、必ずその器を求める方々の行列ができます。

こんなにも長く人を惹き付ける魅力は一体何なんでしょうか。

 

今や、手作り感があって、家庭料理に使いやすい器はたくさんありますが、
井山さんの器は、とにかく体力があります。
器に体力って変ですが、いくらフォルムや釉薬の美しさやが際立っていても、
土台となる体力がないと、長く立っている事はできません。
それも長年使い、また欲しくなる、そんな器を作るには、
作家自身、かなりの精神的、肉体的体力が必要です。
井山さんは、ライフスタイルとして、本格的にスポーツに打ち込んでおられ、
手作りの鋳型に板状の土を押し固めて成形する一貫した作り方にも、
全てがしっかりとした土台に繫がっているように思います。

 

何だか強そうに表現しましたが、井山さん、主役の作家でありながら、自分よりも他の人に
譲りそうなとても控えめなお人柄。
そして、器は、どうしてか、美しいレストランなど華やかな舞台ではなく、
生活感が濃ければ濃い程、存在感が際立ちます。

頑張って作った日々の料理を器に盛る度に、
立ち上がりの深さや角度、サイズ感やスタックした時の事まで、
井山さんの考えが伝わってきます。
丁寧に均一にと手で均しても、残ってしまう歪みや指の後も、
真剣さと、不完全さが人間らしさを感じてしまいます。
そんなことが、絶対に我が家を裏切る事がないという安心感と、
心強い見方のような井山さんに会えた気がするのです。

 

最近の井山さんは、色に挑戦されたり、様々な人やお店とのコラボレーション、
作家としては異例ともいえる、自分のデザインでないものや、プロダクトとしての作品への展開など、様々な挑戦をされています。
端から見ると驚いてしまうことも、しっかりと軸を据えてある土台を中心に、どんな方向にもくるりと
向かっていける強さなのだなと思います。

今後、どんな挑戦をされるか、作品が楽しみでなりません。

 

今回ギャラリーには、淡いイエロー、ピンク、ブルーのパステルの作品が並んでいます。

カラフルな器は、料理の素材の色を意識させてくれます。

どんな味つけ...に、どんな色...を加えると、ワンランク上の料理になるかもしれません。

ぜひ井山さんと共に、挑戦をしてみて下さい。


井山三希子展は、11/18(日)まで開催しております。

人気の秘密を確かめに、そしてぜひひとつ食卓に連れ帰ってみてください。
使いやすさに、食事を作るたびにきっと何度も手が伸びると思いますよ。

(s)

 

 

 


井山さんの器で楽しむ中国茶

広坂の/galleryでは2回目となる陶芸家の井山三希子さんの展覧会が

10月19日(金)からスタートしました。


シンプルなデザインや形に熱心なファンの方の多い井山さんの作品。

19日の初日は平日にもかかわらず、朝からたくさんのお客様がご来店くださいました。

factory zoomerとのコラボレーションの蓋碗や、ピッチャー、定番のオーバルプレートや猿山プレートなど、盛りつけるお料理やお皿同士の組み合わせ、既にお持ちの作品との相性などを考えながら、皆さま楽しそうに作品を選んでいらっしゃいました


2年前の前回と同様に、初日には今回も中国茶の茶人渡邊乃月さんにいらしていただき、

井山三希子さんの新作茶器、コラボレーションの蓋碗を使って1日だけの中国喫茶がオープンしました。

 


武夷山喫茶と名付けられたその喫茶では、歓迎茶として爽やかな柑橘茶を召し上がっていただいた後、井山さんと乃月さんが一緒に昨年行って買い付けて来られた、福建省武夷山の珍しい岩茶を3種類の中からお客様に選んでいただき、ドライフルーツなどと一緒に楽しんでいただきました。
渡邊乃月さんの美しい所作で、蓋碗など中国茶のお道具の使い方を目の前で見て頂くことができ「中国茶は何だか難しそう」と思っていらした方などにも、興味を持って頂けたようで、私たちも嬉しいです。

 

 

ギャラリーに来られた時には、蓋碗の使い方もご存じなかったお客様が、蓋碗と茶杯やカップなどお茶道具を買われ、ワクワクした顔で帰られる。

これから来る寒い季節にピッタリの、お茶の時間を楽しむきっかけ作りのお手伝いが出来たような気がしています。

 

 

/shopでは今展覧会会期中、蓋碗を使って中国茶をお出しする限定メニューを展開中です。

蓋碗を使ってみませんか?きっと上手に使えるようになりたくなるはず。

ぜひ、/gallery、/shopとも併せてご来店下さい。

◎写真は初日の様子です。完売している作品もございます。ご了承下さい。

(n)


11月のお休みのお知らせ

ギャラリーとショップ、11月のお休みのお知らせです。

 

/gallery   (21世紀美術館横)

 

11月5日(月) 定休日

  12日(月) 定休日

  19日(月) 展示切り替え

  20日(火) 展示切り替え

  21日(水) 展示切り替え

  22日(木) 展示切り替え

  26日(月) 定休日

 

 

・井山三希子 展 10/19(金)〜11/18(日)

・佃眞吾 展   11/23(金)〜2019/1/6(日)

 

 

/shop   (犀川沿い)

11月7日(水) 定休日 

  14日(水) 定休日

  21日(水) 定休日

  28日(水) 定休日

 

 


本日から井山三希子展です

秋晴れとなった広坂のギャラリーでは、本日から、井山三希子さんの陶器の展覧会がはじまります。

2年前の展覧会でもご好評いただいた、factory zoomerとのコラボレーションで制作した蓋碗をはじめ、

中国茶器も美しく並んでおります。

また、定番のオーバルプレートや猿山プレート、フラットプレートも

制作して下さっています。

本日は、渡邊乃月さんによる中国喫茶「武夷山喫茶」が開店致しますので、

ぜひ足をお運びください。

 

※本日は、作品をゆっくりご覧いただくため、9:30より入場整理券を配布させて頂いております。

 

 

 


線は言葉 線が言葉

松林誠展も早いもので、あと2日となりました。/galleryの窓から見える清々しい平面作品があと2日で見納めとは。。。

松林さんは、20歳前後、予備校に通っていた頃は油絵を描かれていたそうです。最近の制作は、版画制作と共に、油絵やアクリル絵の具での制作もされています。今日はそんな油絵の具やアクリル絵の具を使ったpaint(ペイント)の作品のご紹介をいたします。

 

今回、展覧会が始まる前にDM作品を撮影するにあたり、松林さんから1冊のスケッチブックが届きました。そのスケッチブックを興奮しながら1枚1枚めくりました。絵描きにとってスケッチブックはネタ帳。自分のありのままがそこにはあるのですから、そんなスケッチブックを目の前にしてこちらもドキドキしてしまいました。1冊のスケッチブックを全部見終わり、圧倒されたのと同時に、松林さんご本人と会話のキャッチボールができるのかな。。。と少々不安になりました。
ところが、今回、松林さんご本人とお会いして、軽快に会話のキャッチボールができ安堵するのと共に、すっ と腑に落ちたのです。



そうか。。松林さんの線は言葉そのもの。
ちょっとぎこちなくはあるけれども、言いたいことをきちんともった明快な言葉。こんな線を描く人はちゃんとした言葉を持ってないと話せないな、と すっ と腑に落ちたのです。

 

意志を持った力強い線の中に、時々勢いあまった線や、途中で言葉が詰まってしまった線があったり。。。そんな線をみつけるとたまらなく愛おしくなります。
絵は器のように使うことはできず、ただ飾るだけです。ただそこにいるだけです。
日々生活をしていると、いろんな日があります。それでもいつも同じ空間にいます。
使うことで湧く愛情。
使えないからこそ湧く愛情がそこにあります。
絵がある生活をしてみませんか。
14(日)まで、松林誠展は開催しております。

ご来店、心よりお待ちしております<y>

 

 


井山三希子展と中国喫茶のお知らせ

10月19日(金)から始まる井山三希子さんの陶器の展覧会のお知らせです。

初日は、展覧会場にて、渡邊乃月さんによる中国喫茶「月乃音 武夷山喫茶」がオープンします。ぜひ、足をお運びください。

※初日は、混雑が予想されるため、9:30から入場整理券をお配りします。

 

32nd exhibition

iyama mikiko

 

2018.10.19fri.-11.18sun.
11:00→18:00

 

music :
Michael Kiwanuka / HOME AGAIN
LOVE TAMBOURINES / Love Parade
various artists / WHERE, WHO, WHAT IS PETROLZ?

 

蓋碗二号

 

井山さんとは、女性の作家同士ということで、何かと仲良くしてもらっている。主に相談にのる方だと思うが、わたしが。(笑)共通点がいろいろありまして、まず制作年数が長い。そして、少量生産の食器制作。年間の展覧会の数。個人工房で親方としての制作。ヘタウマとよく言われるけどプロ作家である。そしてプライベートでも美味しいもの好きの、買い物好きの、運動好き、ライブ好きの動物好きで、人に気を使いすぎて疲れてしまうところまで、良く似てる。女性、男性と性で区別するのはどうかな?って思うけど、やはりプロの作家で、一生やっていくとなると女性が少ない。体力的なこともあるのか、先にこんなことやってもあわないなーと簡単に予知できてしまうのか。まあ、どちらにしろ井山さんと私は生き残ってしまったというのが正しい。まあ、どこかで、この仕事で生きていくという、覚悟のスイッチが入ったんだろうね。
二人で作る蓋碗はこれが二型め。井山さんは碗の大きさや釉薬を、私は蓋の色や形を研究し直した。茶人の渡邊さんにも、二型めはもっと厳しいぞ!とアドバイスをもらいながら、二人とも真剣に作っているのだが、出来上がった物のゆるさにどうしたものかと苦笑い。LINEでスタンプを送り、ハートマークやニッコリマークはいっぱいつけても、私たち女子のやり取りは辛辣。でもそこが良い。夜中までそんなことをしながら作った蓋碗二号の出来はいかに。

辻 和美


● 10月19日(金)  月乃音 中国喫茶店オープン

 

井山 三希子 経歴
1965年東京生まれ。1990年瀬戸窯業訓練校修了。1992年愛媛県にて独立。2006年東京都八王子に制作の場所を移し現在に至る。石膏型にスライスした粘土を貼り制作する技法を一貫して続ける。現代の生活に自然と溶け込むフォルムや色、また、器の使いやすさには定評があり、多くの方々に愛される器を制作している。

 

photo by suzuki shizuka

 


やわらかな銅版画

今回の松林誠さんの展覧会では、銅版画作品を6点展示しております。
版画には様々な技法があり、松林さんの作品は、銅板の引っ掻いた所だけを腐食させ、そこに入ったインクを刷取るというエッチングという技法で制作されています。

引っ掻いた部分が直接線になるので、版画でも細かな線が表現しやすく、多くのエッチング作品は、繊細で細かな表現のクールな印象の作品が多いように思います。
しかし、松林さんのエッチング作品はというと、それとは真逆の、まるでクレヨンで描いたかのような線に、大胆な構図と、あっけらかんとした明るさがあります。

松林さんの豊かなイマジネーションや遊び心で、心のままに直接描いたドローイングに、
銅版画の腐食という化学変化を加える事で、線がより自由になっているのではないかと思います。
また、線を引っ掻く道具や使う溶剤、刷る紙の素材など、版画ひとすじで培ってこられた
経験が、やわらかさをより一層深いものにしているではないでしょうか。

部屋に飾りたくなる絵というのは、なかなか出会えるものではありません。
飾った時に、家族のような、大好きな客人のような、

そんな風に思える松林さんの作品をぜひご覧いただきたいです。

版画作品は、会期終了後に追加で制作していただくことができますので

赤シールのついた作品もお買い上げいただけます。

また、今回、レコードをジャケ買いする気分で…と、松林さんのアイデアで、

版画になる前のドローイング作品を展示販売しております。

レコードみたいにビニールに入っておりますが、裏面にも絵があるものもありますので

ぜひ一枚一枚、楽しんでゆっくりご覧いただければと思います。
ご自宅にあわせて、そのまま壁に貼ったり、額装、掛け軸に、また、

大きめのアクリルフォトスタンドに挟んで気軽に飾っていただいてもよいかもしれません。

絵と出会う楽しみ、飾る楽しみ、この秋にいかがでしょうか。

(s)


絵を飾る理由

爽やかな秋晴れの広がる金沢です。

版画家の松林誠さんの展覧会がスタートして1週間が過ぎました。

factory zoomer /gallery が始まって以来、初めての平面作品のみの展覧会です。


白い壁に良く映える、松林さんの作品たち。
頭に浮かんだ文字や言葉、形を版画やペイントで表現されている松林さん。
そのモチーフはお花や林檎など、身近にあり人を笑顔にしてくれるものが多いように感じます。

 


今回、「この絵を見ていると元気になれる」という理由で、作品をお選び下さった方がいらっしゃいました。
絵を日常生活に取り入れる理由、季節を感じる、思い出と一緒に過ごす、その場所にその色が欲しかった。など、その方によって様々ですが、気に入った作品を飾り、日々、その作品に元気をもらって「頑張ろう!」と思える。
絵を飾る理由として、それは、とても素敵な事だと思います。

 

ぜひ、間近でご覧頂き、松林さんの作品の持つ力強い生命力を感じて下さい。
ご来店、お待ち申し上げております。

(n)

 

 


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